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「フェルメール展」光の天才画家とデルフトの巨匠たち

本日まで開催している「フェルメール展」。
昨日その混雑ぶりはご報告していましたが、会場内もごった返していました。

11日の読売新聞でも、入場者は88万人を超え、1994年の「バーンズ・コレクション展」約107万人に迫る勢いだ、と書かれていたので、どれだけすごいんだろうか・・・と。
同じ記事内には、私も行った「国宝 薬師寺展」79万4909人、「大琳派展ー継承と変奏ー」30万8213人とあり、その数字と比較しても、「フェルメール展」のすごさが伺えます。 

なぜ、ここまで「フェルメール」は日本人に人気なんでしょう??


やはり・・・生涯で残した作品が三十数点という「希少価値」と、
「光」を意識した技法で描いていること。
これは、ルノアールやモネなどの印象派が人気なのと類似する点のように思います。

今回の展覧会では、その希少価値にフォーカスされ、
2008年、日本との修好150周年を記念する欧米各国の多大な協力を得て、
フェルメール作品(日本初公開5点を含む今世紀最多7点)を中心に、オランダ絵画の黄金期を
代表するデルフトの巨匠たち(カレル・ファブリティウス、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ファン・デル・ヘイデン等)の作品約40点が展示されています。

なかなか近くで見れないことを予想して、今回は音声ガイドを借りました。
このガイド、専用のiタッチペンで印刷されている絵の上を触れるとガイドが流れるという優れもの!(写真上部参照)
「どこにいても好きな絵の解説が聞ける」と、事前に友人から聞いていたこともあり、興味津々で試してみたら・・・

とっても便利!!!!!
いわゆるボタン式の重い機械じゃないので軽いし、「♪」マークに触れると、該当作品をイメージした音楽が流れる仕掛けもあり、私はフェルメールの貴重な風景画「小路」をイメージした曲が気に入って、ずーっと聞きながら見て回りました。


今回出品されたフェルメール作品の7点を、展示されていた順番でご紹介します。
マルタとマリアの家のキリスト
フェルメール初期の作品で、今回一番大きな作品。以前見たことのあるフェルメール作品は小ぶりなものばかりだったので、正直驚きました。
ディアナとニンフたち
唯一神話をモチーフにした作品で、中央にいるのがディアナ(純潔の女神)。ディアナの左上にいる女性、これはフェルメールが唯一描いた半裸の女性だそうです。
ワイングラスを持つ娘
何ともいえない困惑した娘の表情にドキリとする。と同時にステンドグラスや娘のドレスの光の効果にハッとした作品。

小路
現存する2点の風景画のうちの1つ。
見た瞬間、フェルメールが風景画・・?!と思いました。
その意外性と、レンガの赤茶と白のペンキ部分の効果が、とても印象に残る作品。
リュートを調弦する女
これぞフェルメール!というような雰囲気漂う室内画。
周りの調度品の陰影が、窓辺からの柔らかい光を引き立てる。
リュートの音に耳を澄ましている表情・・・。少々眼の表情が怖いなぁと思った作品。
手紙を書く婦人と召使い
追加出展が決まった作品で、晩年の優れた様式で描かれており、
人物を大きく見せるために視点を低く置いて、構図を熟考している作品だそうです。
光を集める服装の白の効果といい、うつむいている表情といい・・・
婦人の存在感に、うっとりと見入ってしまいました。
そして、タイルや召使いの服装、手前の黒幕とカーテンなど、
白と黒のモノートン・コントラストが、より一層、婦人を引き立たせているように感じます。
今回の中で一番好きな作品です。
ヴァージナルの前に座る若い女
近年、フェルメール作と認定された作品で、実はとても小さな絵です。
ヴァージナルとは、当時、家庭用の鍵盤楽器として人気があったそうで、
フェルメールはこの他にも、「ヴァージナルの前に座る女」「ヴァージナルの前に立つ女」などを描いています。

改めて振りかえってみて、
今回、初期から晩年のものまで見ることで、室内画だけでない一面も知ることが出来、
壮観でした。
また、同時代の巨匠たちの作品も優れたものが多く、先日、国立西洋美術館で見た「ヴィルヘルム・ハンマースホイ」を思い出して比較しつつ・・・あっという間の1時間半。
入場者88万人というのもうなづける、貴重な展覧会でした。

2008年の美術展鑑賞は、フェルメール展で終了!
来年はどんな企画展が待っているのか・・・楽しみです。
kumakuma * 美術・デザイン * 16:01 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark

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「フェルメール展」

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From 弐代目・青い日記帳  @ 2008/12/22 1:33 PM
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