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匂い立つ気品

本日は、高島屋美術創立百年を記念して日本橋高島屋で16(月)まで開催中の「上村松園・松篁・淳之 三代展」を観てきました。

昔から松園の描く美人画が好きだったのと、息子の松篁、孫の淳之氏の世界も知りたくて、いつか松伯美術館に行ってみたいと思っていましたが、今回のこの企画展のお陰でその想いが実現。松伯美術館所蔵の作品だけでなく、京都市美術館、足立美術館、大阪市立近代美術館建設準備室、西宮市大谷記念美術館の名品など60点余りが展示されています。




前半は松園の作品がずらりと陳列されており、かなり大きな軸装の作品も。
その中でも釘付けになったのは「待月(たいげつ)」(1926年)。
夏の絽(紗?)の着物を纏った女性の後姿の絵で、
袖の袂からちらりと覗いた襦袢の朱色の桝目模様や、団扇を持つ指先、
少し腰をかがめて月を見上げている背中から腰にかけての曲線に、
女性から見ても色気を感じます。

そして、帯には金刺繍の「花兎」!
月と兎の組み合わせなのか、または、女性の柔らかい部分を兎に込めているのか・・・。
同年に描かれた「娘」にも花兎は描かれていたので、親近感を感じました。

文様といえば、表装に凝った作品が多く、
「伊勢大輔」(1929年)は、十二一重の文様と表装をあわせると幾紋もあるのに、
繊細に調和していて美しかった。

松園の描く女性を見る度に、はんなりと着物を着こなすことへの憧れが募ります。

松篁・淳之のお2人の画風は、
松園の気品を受け継ぎつつも、写実性を追究した動物や花鳥画の世界を描いています。
私は、淳之氏の描く、鹿の親子の「夕日に」(1981年)や屏風「四季花鳥図(春秋)」(2003年)に生命賛歌を感じました。
無駄なものは一切無い構図により、まっすぐ伝わってくる。
それは、松園の描く美人画にも共通する。
余白の美とも言えるかもしれない。

この企画展は、下記高島屋で巡回し、
高島屋カードを提示すると半額でご覧になれます。
上村家三代の画業、必見です。

■巡回
3月 4日〜3月16日 高島屋東京店(日本橋)
3月25日〜4月 6日 高島屋大阪店
4月 8日〜4月19日 高島屋京都店
4月22日〜5月11日 高島屋横浜店
5月21日〜6月 1日 JR名古屋高島屋
kumakuma * 美術・デザイン * 23:26 * comments(4) * trackbacks(1) * pookmark

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コメント

>Takさま

いえいえ〜。
お気になさらずに(^^)

Comment by kumakuma @ 2009/03/20 1:40 AM
すみません・・・

「Tak管理人」と書き込んでしまいました。
お恥ずかしい。。。
Comment by Tak @ 2009/03/10 7:56 AM
>Tak管理人さま

こちらこそ、TB&コメントどうもありがとうございます。

Tak様がBlogでおっしゃっていた、
何かポイントを絞って松園の絵を見てみる、というのは面白いですね。
淳之氏のインタビュー、最後のひとつは音量が小さくて聞き取りにくく・・・。
その点だけが心残りです。



Comment by kumakuma @ 2009/03/10 12:36 AM
こんにちは。
TBありがとうございました。

お孫さんのインタビューを全部
拝聴したかったのですが、時間なく断念。
それでも展覧会自体は大変よいものでした。
Comment by Tak管理人 @ 2009/03/09 3:04 PM
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「上村松園・松篁・淳之 三代展」

日本橋高島屋8階ホールで開催中の タカシマヤ美術部創設百年記念「上村 松園・松篁・淳之 三代展」に行って来ました。 格調高い美人画で女性初の文化勲章受章者となった上村松園(しょうえん)。花鳥画を極め文化勲章を受章した松篁(しょうこう)。鳥を描いて
From 弐代目・青い日記帳  @ 2009/03/09 3:03 PM
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